日米開戦の日
12月8日は日本軍が、アメリカに戦争を仕掛けた日だ。
小学校5年生の私は、その日、学校へ行って驚いた。
様子が変だ。
雨天体操場の真ん中に太平洋の地図が掲げてある。
その前に、演壇がある。
子供達は、整列もせず、遊ぶ気にもなれず、うろうろしていた。
どうしたのだろう。
やがて、若い先生が、出てきた。
日本軍が、暁にハワイを急襲したことが、語られた。
沈痛だった。なにか、大変なことになるのだ。
子供の総身に、なにかこたえるものがしみてきた。
それが、日本没落の始まりだった。
子供でさえそうだ。
そんなおおそれたことをなぜしてしまったのだろう。
空気だ。中央集権のあの空気だ。
この体制にある限り、人々の思考は、動き出さない。
ただ、一部の人の狂気をそのまま受け入れるだけだ。
これでは怖い、と言うことを今更ながら思うのだ。
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